旅行の準備中、「機内持ち込み用のエコバッグはいる?」「スーツケースやカバンの機内持ち込みは可能か?」など、手荷物に関する疑問は尽きませんよね。
特に、飛行機に持ち込めるカバンのサイズや、飛行機にカバンを2個持ち込むことはできますか?といったルールは複雑に感じられるかもしれません。
旅先で増えるお土産バッグの機内持ち込みや、便利な機内持ち込み用の折りたたみバッグの活用法、さらにはディズニーのショッピングバッグを機内持ち込みできるかまで、気になることは多いでしょう。
この記事では、機内持ち込みエコバッグの基本ルールから、大容量タイプの選び方、機内持ち込みでカバンが二つになる場合の注意点まで、あなたの疑問を解消します。
また、メインバッグとして検討される機内持ち込みトートバッグのファスナーあり・なしの違いや、飛行機の預け荷物がチャックなしの場合の対策、飛行機にプラスチックバッグは持ち込めますか?といった細かな点も網羅的に解説していきます。
この記事を読むとわかること
- 機内持ち込み手荷物の基本ルール
- シーン別のおすすめエコバッグの選び方
- エコバッグを機内に持ち込む際の注意点
- 旅行がもっと快適になる便利なアイテム
機内持ち込みのエコバッグ|基本ルール

便利なエコバッグの選び方を解説する前に、まずは機内持ち込み手荷物そのものに関する基本ルールを理解しておくことが大切です。
持ち込める手荷物のサイズや個数、複数持ち込む際の注意点など、多くの人が疑問に思うポイントから見ていきましょう。
- スーツケースやカバンの機内持ち込みは可能か?
- 飛行機に持ち込める手荷物カバンのサイズは?
- 飛行機にカバンを2個持ち込むことはできますか?
- 機内持ち込みでカバンが二つになる場合の注意点
- 飛行機にプラスチックバッグは持ち込めますか?
スーツケースやカバンの機内持ち込みは可能か?

結論から言うと、規定のサイズと重量を満たしていれば、スーツケースやカバンの機内持ち込みは可能です。これはハードタイプのキャリーケースでも、布製のボストンバッグでも同様です。
航空会社が手荷物に制限を設けている主な理由は、機内の安全性確保と、収納スペースの公平な利用にあります。
頭上の収納棚(オーバーヘッドビン)や前の座席下に収まらない荷物は、緊急脱出の際に妨げになったり、飛行中の揺れで落下したりする危険があるため、厳格なルールが定められています。
機内持ち込み手荷物の収納場所
機内に持ち込んだ手荷物は、原則として以下のいずれかの場所に収納する必要があります。
- 頭上の共用収納棚
- 前の座席の下
そのため、空港のチェックインカウンターや搭乗ゲート前には、手荷物のサイズを測るためのゲージ(枠)が設置されていることが多く、規定サイズを超えていると判断された場合は、追加料金を支払い預け荷物として手続きする必要があります。
このルールは航空会社や搭乗クラス(エコノミー、ビジネスなど)によって細かく異なるため、旅行の準備段階で、必ず利用する航空会社の公式ウェブサイトを確認することが不可欠です。エコバッグも、単体で持ち込む場合はこの「手荷物」の一つとして扱われることを覚えておきましょう。
飛行機に持ち込める手荷物カバンのサイズは?

飛行機に持ち込める手荷物カバンのサイズは、航空会社によって大きく異なります。特に、JALやANAといった一般航空会社(フルサービスキャリア)と、PeachやジェットスターなどのLCC(格安航空会社)とでは規定が違うため、注意深く確認する必要があります。
以下に国内の主要な航空会社の規定をまとめましたが、これはあくまで一般的な目安です。国土交通省の案内にもある通り、最終的には利用する航空会社のルールが適用されるため、搭乗前には必ず公式サイトで最新の情報を確認してください。
航空会社 | 3辺の合計 | 各辺のサイズ(高さ×幅×奥行) | 重量 | 個数 |
---|---|---|---|---|
JAL(国内線/国際線) | 115cm以内 | 55cm×40cm×25cm以内 | 10kgまで | 身の回り品1個+手荷物1個 |
ANA(国内線/国際線) | 115cm以内 | 55cm×40cm×25cm以内 | 10kgまで | 身の回り品1個+手荷物1個 |
スカイマーク | 115cm以内 | 55cm×40cm×25cm以内 | 10kgまで | 身の回り品1個+手荷物1個 |
Peach | 115cm以内 | 50cm×40cm×25cm以内 | 合計7kgまで | 身の回り品1個+手荷物1個 |
ジェットスター | 規定なし | 56cm×36cm×23cm以内 | 合計7kgまで | 身の回り品1個+手荷物1個 |
LCCの重量制限に特に注意!
LCCは価格が安い分、手荷物などのサービスルールが厳格です。特に重量制限は「2個の合計で7kgまで」という場合が多く、非常にシビアです。
エコバッグ自体は軽くても、PCや飲み物、お土産などを入れるとすぐに重量オーバーになる可能性があります。
搭乗ゲートで超過料金を支払うことがないよう、パッキングの際には重さを強く意識することが大切です。
飛行機にカバンを2個持ち込むことはできますか?

はい、ほとんどの航空会社でカバンを2個まで機内に持ち込むことが許可されています。
このルールは、多くの航空会社で「身の回り品1個」と「規定サイズ内の手荷物1個」の合計2個と定められています。「手荷物は1個だけ」と思い込んでいる方も少なくありませんが、このルールを理解すると、パッキングの自由度が格段に上がります。
「身の回り品」の具体的な例
身の回り品とは、ハンドバッグ、トートバッグ、ノートPCケース、カメラバッグ、傘など、前の座席の下に収まる程度の比較的小さなものを指します。
この「身の回り品」の枠を上手に活用することで、メインのスーツケースとは別に、エコバッグやサブバッグを追加で持ち込むことが可能になります。
つまり、メインのキャリーケースやリュックサック(手荷物)の他に、もう一つ小さなバッグ(身の回り品)を持ち込める、ということです。
例えば、貴重品や機内で使うものをまとめたショルダーバッグと、お土産用に畳んでおいたエコバッグを入れたキャリーケース、という組み合わせが可能です。
機内持ち込みでカバンが二つになる場合の注意点

カバンを二つ機内に持ち込む際は、いくつか重要な注意点があります。これらを押さえておかないと、保安検査場で手間取ったり、搭乗ゲートで予期せぬトラブルに見舞われたりする可能性があります。
2個持ち込みで押さえるべき4つのポイント
- 合計の重量を厳守する: 特にLCCでは、2個の「合計重量」で制限が設けられています。それぞれの重さだけでなく、合計が規定内に収まっているかを必ず確認しましょう。自宅でパッキングする際に、ラゲッジスケール(手荷物用の秤)があると非常に便利です。
- サイズ規定は絶対: 「身の回り品」であっても、常識を外れた大きさのものは手荷物と見なされ、追加料金の対象となります。「前の座席下にスムーズに収まるサイズ」を目安にしましょう。
- 保安検査をスムーズに: ノートPCやタブレット、スマートフォン、モバイルバッテリー、そして液体類は、保安検査でトレイに出す必要があります。これらは取り出しやすい方のバッグ(身の回り品など)にまとめておくと、検査がスムーズに進みます。
- 搭乗時のスマートさ: 2つの手荷物があると、搭乗券の確認や機内での移動が煩雑になりがちです。片方のバッグをもう一方に固定できる(キャリーオン機能など)と、両手が空いて非常にスマートです。
特に、お土産などで荷物が増えがちな帰りの便では、重量オーバーやサイズオーバーのリスクが高まります。空港のチェックインカウンター付近にあるスケールで、事前に重さを測っておくと安心して搭乗できます。
飛行機にプラスチックバッグは持ち込めますか?

はい、お土産屋の袋やレジ袋のような一般的なプラスチックバッグは、手荷物の一つとして問題なく機内に持ち込めます。
ただし、「プラスチックバッグ」という言葉が、国際線における液体物の持ち込みルールと関連して使われることがあるため、ここで明確に区別しておく必要があります。
国際線や、国内線でも一部の液体物を機内に持ち込む際は、成田空港の案内にもあるように、世界共通の厳格なルールを守る必要があります。
液体物持ち込みのルール
- あらゆる液体物は、100ml(g)以下の個々の容器に入れる。
- それらの容器を、容量1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック製袋(縦横合計40cm以内が目安)に、余裕をもって入れる。
- 持ち込める袋は、1人につき1つのみ。
このルールで指定されている「ジッパー付き透明プラスチック製袋」は、保安検査場で他の手荷物とは別に提示する必要があります。
一方で、スーパーのレジ袋やアパレル店のショップバッグのような一般的なプラスチックバッグは、このルールの対象外であり、衣類やお土産などを入れる袋として通常の手荷物と同様に扱われます。
機内持ち込み エコバッグのおすすめと選び方・注意点

機内持ち込みの基本ルールを理解したところで、次はいよいよ実践編です。数あるエコバッグの中から、どのようなタイプが旅行で本当に役立つのか。選び方の具体的なポイントから、旅先での便利な活用シーン、注意点までを詳しく解説していきます。
- 大活躍する機内持ち込みエコバッグは大容量が基本
- 便利な機内持ち込み用折りたたみバッグの選び方
- 増えた荷物に!お土産バッグの機内持ち込み
- ディズニーのショッピングバッグは機内持ち込みOK
- 飛行機の預け荷物がチャックなしの場合の対策
大活躍する機内持ち込みエコバッグは大容量が基本

旅行用のサブバッグとしてエコバッグを選ぶなら、普段の買い物で使うものより一回り大きい大容量タイプが断然おすすめです。旅行中は、普段の生活では考えられないほど荷物が流動的に増減します。
例えば、以下のようなシーンで大容量エコバッグが活躍します。
- 空港の免税店や旅先の市場で買った、箱がかさばるお土産
- 機内の温度調節のために脱いだり着たりする上着やストール
- すぐに取り出して確認したいガイドブック、充電器、ネックピロー
- 現地で購入した飲み物や軽食
こうした荷物をスマートにひとまとめに収納するために、底に広いマチがあり、見た目以上にたくさんの荷物が入るエコバッグが一つあると、旅の快適さが格段に向上します。
素材選びも重要
素材は、軽量でありながら引き裂き強度に優れた「リップストップナイロン」や、丈夫でシワになりにくい「ポリエステル」がおすすめです。少しでも撥水性のある生地だと、急な雨でも中身を少し守ってくれる安心感があります。
便利な機内持ち込み用折りたたみバッグの選び方

大容量であることと同時に、使わない時にいかにコンパクトになるか、という「折りたたみ機能」も非常に重要なポイントです。
旅行の往路では使う予定がなくても、帰路ではお土産で必ず荷物が増えるもの。手のひらサイズや文庫本サイズにまで小さくたためるものなら、メインバッグのポケットやスーツケースの隙間に忍ばせておいても全く邪魔になりません。
最近の旅行用エコバッグで絶対に外せないのが、スーツケースの持ち手(キャリーハンドル)に固定できる「キャリーオン機能」です!これがあるのとないのとでは、空港内での移動の疲労度が全く違いますよ。
キャリーオン機能があれば、スーツケースの上に載せたバッグがずり落ちる心配がなく、両手が完全にフリーになります。
これにより、搭乗券の確認やスマホでの地図検索、お子様と手を繋ぐといった行動が非常にスムーズに行えます。さらに、ジッパーで口が閉まるタイプを選べば、防犯面でも安心感が高まります。
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増えた荷物に!お土産バッグの機内持ち込み

旅行の醍醐味の一つがお土産選びですが、「買いすぎてスーツケースに全く入らない…」というのは誰もが経験する悩みです。そんな時こそ、機内持ち込み用のエコバッグが最大の真価を発揮します。
特に、陶器やガラス製品、繊細な細工が施された民芸品、箱入りの高級菓子などは、スーツケースに入れて預け荷物にすると、輸送中の衝撃で破損してしまうリスクが非常に高いです。
こうしたデリケートな荷物は、常に自分の手元で丁寧に管理できる機内持ち込み用のエコバッグに入れて運ぶのが最も安全で確実な方法です。
エコバッグ活用で超過料金を回避
航空会社の預け荷物の重量超過料金は、非常に高額に設定されています。
スーツケースが重量オーバーしそうな時、衣類などの「軽くてかさばるもの」をエコバッグに移して機内持ち込みに切り替えるだけで、数千円から数万円の出費を避けられる可能性があります。
お土産をエコバッグに入れて機内に持ち込むことは、荷物の安全確保と超過料金対策という、二つの大きなメリットをもたらしてくれます。
ディズニーのショッピングバッグは機内持ち込みOK

夢の国での楽しい思い出が詰まったディズニーリゾートのショッピングバッグ(お土産袋)も、機内持ち込み手荷物のサイズ・個数の規定内であれば、問題なく持ち込み可能です。
ただし、たくさんのお土産を詰めたショッピングバッグは、それ自体が「手荷物1個」としてカウントされることを忘れてはいけません。
そのため、他にキャリーケースやリュックサックを持ち込む場合は、「身の回り品+手荷物」の合計2個のルールに収まるように荷物をまとめる必要があります。
大きすぎる袋は預け荷物になる可能性も
一番大きいサイズのショッピングバッグに、ぬいぐるみなどでパンパンに荷物を詰め込むと、航空会社の規定サイズを超えてしまう可能性があります。
その場合は、搭乗ゲートで止められ、追加料金を払って預け荷物にするか、中身を他のバッグに移し替える必要が出てきます。
袋の形状が不安定で中身が破損しやすいことも考慮し、可能であれば丈夫なエコバッグに移し替えるのが賢明です。
飛行機の預け荷物がチャックなしの場合の対策

預け荷物にするスーツケースやバッグに鍵やチャック(ファスナー)がないオープントートのような形状だと、中身が盗難に遭ったり、空港での取り扱いの際に衝撃で中身が飛び出したりしないか、大きな不安が伴います。
そうした場合の最も効果的で基本的な対策は、「貴重品、壊れやすいもの、個人情報の塊である電子機器は絶対に預け荷物に入れない」ことです。
パスポート、現金、クレジットカード、PC、カメラ、スマートフォン、そして割れやすいお土産などは、必ず手元で管理できる機内持ち込み用のバッグに移しましょう。この「移し替え」の受け皿として、サブバッグとして持ってきたエコバッグが大変役立ちます。
また、メインで使う機内持ち込みバッグの選び方も、旅の安全性に直結します。人混みの中での防犯性を最優先するなら、ファスナーありが必須と言えるでしょう。一方で、物の出し入れの頻度や利便性を考えると、ファスナーなしのトートバッグの注意点を十分に理解した上で活用するのも一つの有効な選択肢です。
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旅に最適な機内持ち込みエコバッグ【まとめ】

この記事では、機内持ち込みエコバッグの基本ルールから選び方、注意点までを詳細に解説しました。最後に、旅行をより安全で快適にするための重要なポイントをリストで振り返ってみましょう。
- 機内持ち込み手荷物は航空会社指定のサイズと重量の規定を厳守する
- 持ち込めるのは「身の回り品」と「手荷物」の合計2個までが基本
- LCCは特にサイズと重量のルールが厳格なので事前の確認が不可欠
- エコバッグはルール上「手荷物」または「身の回り品」として扱われる
- 旅行用エコバッグは軽量かつマチの広い大容量タイプがおすすめ
- 使わない時にコンパクトになる折りたたみ式を選ぶと荷物にならない
- スーツケースに固定できるキャリーオン機能付きは移動の快適性を劇的に向上させる
- 増えたお土産や壊れやすいものはエコバッグに入れて手元で運ぶのが安全
- 貴重品や電子機器は紛失・盗難防止のため絶対に預け荷物に入れない
- ディズニーのショッピングバッグも規定サイズ内なら手荷物として持ち込みOK
- 国際線の液体物持ち込みには専用のジッパー付き透明袋が必須
- 航空会社のルールは予告なく変更されるため公式サイトでの最終確認を怠らない
- エコバッグ一つで預け荷物の重量超過料金を回避できることがある
- 空港の免税店や現地での急な買い物にもエコバッグが役立つ
- 防犯性を高めるならジッパー付き、利便性ならオープンタイプなど目的に合わせて選ぼう